【2019年5月13日】印刷産業青年連絡協議会(印青連)の「第19期定期総会」が5月11日、東京都千代田区の喜山倶楽部で、各単組から68人が出席し開催された。
総会の議決権は各団体が1票持つため、各団体の出欠を取り、全11団体の出席をもって総会が成立した。
冒頭、原田大輔会長が以下のように挨拶した。
「2年間、至らぬところが多数あったが、各単組を代表するパワフルなメンバーが集まり、非常に充実したものとなった。他業界の組合が元気といえない中、印刷産業の団体は仲良く、活発に活動している。印青連は今後もさらに発展する会となると思う。
私は本日を持って、任期を終えることになるが、これからは親団体の中で、印刷業界を盛り上げていければと持っている。本日は総会の審議をよろしくお願いする」。
総会議事
議長は司会者に一任され、グラフィック工業会FACEの中田逸郎氏が議長となり、議案の審議を進めた。
1号議案「平成30年度事業報告承認の件」、2号議案「平成30年度決算報告承認の件」、3号議案「平成30年度会計監査報告」は一括審議。
事業報告では「移動サロン&納涼会」「大人の運動会」「印青連LINEスタンプ」「シナジーゼミナール ミステリーサーカス」「WordPressによるブログの開設」などが報告され、決算と監査についても全団体一致で承認となった。
4号議案「東京都製紙原料協同組合青年部脱退の件」も、脱退届が提出されことを原田会長が報告し、脱退が承認された。
5号議案「役員改選承認の件」は、原田会長が役員案を口頭で提案。
新会長には田中淳氏、総務委員長に吉田智博氏、広報宣伝委員長に松谷勝広氏、事業委員長に松本修太郎氏が選任された。
田中新会長は「印青連は組合ではない、各単組が行う事業が大事という原点に回帰し、役員ではない方たちを巻き込んだ活動にしていきたい」とあいさつした。
6号議案「令和元年度事業計画案承認の件」では、「全体スケジュールの見える化」「スルゾウの本格稼働」「印青連サミットの開催」「HPコンテンツの作成」「ブログの更新頻度向上」「SNSを使った広報活動」などを提案。
また、7号議案「令和元年度予算案承認の件」も提案され、いずれも承認された。
講演会
第2部の「講演会」では、ブックライターの佐藤友美氏が「文章の設計図の作り方~設計図が有れば誰でも文章が書ける~」の演題で講演した。
佐藤氏はテレビ制作会社勤務を経て、書籍・ブックライターに転向した。日本初、かつ唯一のヘアライター。著書に「女の運命は髪で変わる」(サンマーク出版)は8万部を超えるベストセラーとなった。
講演では、佐藤氏が「プロが書く文章には必ず設計図があり、それに従って書けば、だれでも文章ができあがる」と述べその構造を解説した。