【2019年7月31日】ラストワンマイル協同組合は9月から、段ボール梱包の必要のない、新たな配送サービスを開始する。
ラストワンマイル協同組合は首都都圏の中小運送会社25社で組織された団体。
新サービスでは、折りたたみコンテナを使用し、定期配送の荷物を輸送する。
段ボールなどの梱包材を使用しないことで荷主の作業軽減とコストダウンを実現。環境への負荷を減らすことにもつながるという。
ラストワンマイル協同組合では、荷主が用意した専用の折りたたみコンテナに商品を詰め、宛名ラベルで封印したものを宅配。顧客の手で開封、商品を取り出した後、空いたコンテナを持ち帰る。
化粧品、健康補助食品などを定期コースで購入している顧客の中には、梱包用の段ボールの始末が面倒。あるいは、まだきれいな段ボールを毎回捨てるのは心苦しいなどさまざまな意見があり、段ボールの処分を相談された組合ドライバーもいたことから、このサービスが生まれた。
同組合では、「定期購入のお客様を多く抱える販売会社担当者にはぜひ、このサービスを利用して他社との差別化を図ってほしい」と活用を訴える。